栄地区グランドビジョン計画を前に その1
栄地区グランドビジョン計画を前に その1
tokyosisatu20171117
名古屋市が掲げる
名古屋都心部将来構想『栄地区グランドビジョン~さかえ魅力向上方針~』
いよいよ北エリアとテレビ塔エリアが先行して始まります。
私達が活動しているのが「北エリア」
通称「北久屋」です。
長年により培ってきたまちの魅力は、豊かな緑そして くつろぎ憩える空間。
地域住民をはじめ多くの人々に愛され続けています。
まちづくりは、”変えてはいけないものをまず決める” これが大切だと思っています。
地域がもつ魅力を残し活かしてこそ、この北エリアは誰もがうらやむ都心空間となるのではないでしょうか。
大切なのはエリアマネジメント。
名古屋市は規制緩和や各種許可制度を導入。公園から歩道 周辺一帯をエリアとしたマネジメントを
行政主導から民間主体に変えて取組んでいくことになっているようです。
我々は先進的にまちづくり活動に向けて取り組んでいる場所を見学。
様々な話しをうかがい勉強してきました。
11月17日(金)
こちらは神田淡路にある「ワテラス」。
再開発事業に伴ない、安田不動産㈱がワテラス誕生と 同時に
一般社団法人淡路エリアマネジメントを立上げていらっしゃいました。
*淡路神田エリアのブランド力を向上
*地域資源を活かし、発掘、発信
*ひと、もの、こと を結び付け新たな価値をつくる
この様な内容をエリアマネジメントの役割として掲げ、見事に運営されていました。
多くの人々が行き交い、活気にあふれたまちづくり。
隣接する淡路公園と一体的な活用をされ多くの人々から愛されている場所だと感じました。
安田不動産㈱さんご案内いただきありがとうございました。
http://www.waterras.com/index.html
次に訪問したのは、柏の葉アーバンデザインセンター。
つくばエクスプレスに乗り「柏の葉キャンパス」で下車。
土地区画整理事業を軸に、大規模なまちづくりが行なわれ
東京大学、千葉大学という地域資源を活かし、公・民・学連携のエリアマネジメントを
実施されていました。
UDCKを事務局として、まちづくりの拠点となり、
主婦の方がお買い物帰りにチラッと寄り、
小学生が学校帰りにお花の水やりに寄り、
様々な人達が気軽に立ち寄れる場として みごとに地域に根差していました。
ビジョンや理念がしっかりと定まっているので、コンテンツの内容も決まりやすく、
地域からも受け入れられていると言われていました。
スタッフのお二方ありがとうございました。
夜になってしまいましたが、翌日が雨の予報だったので南池袋公園へ行ってきました。
公共空間を官民が一体となって活用する「人が主役のまちづくり」
細かなお話しは聞けませんでしたが、まちづくりの成功例と噂にきく南池袋公園は
夜でもにぎわっていました。
11月18日(土)
今日は、”日本財団ソーシャルイノベーションフォーラムの分科会「ひらく公園」
パブリックエリアマネージメントでできること”
次世代の都市空間における公園の在り方と可能性、課題 について出席勉強してきました。
山崎満広さん、保井美樹先生、深澤幸郎さんのお話しを聞き、
ワークショップに参加。
受動的な公園から能動的、主体的な公園へと変わることが大切とお話しがありました。
これまでの公園の概念をどうやって覆していくのかが問われていると感じました。
様々な意見が沢山あり、柔軟な発想が必要なんだと改めて実感しました。
次は代官山「蔦屋」へ行ってきました。
以前と変わらず大勢の人で一杯でした。
やはりこの場所は素敵です。
緑を大切に、代官山が持つイメージを損なうことなく
まちに溶け込んだ親和性あるエリアです。
大人で知的なまち
そのような匂いのする素敵な場所です。
「ライフスタイルを提案する場」として見事につくられていて
その場所にずっと身を置きたくなる、場と時間の使い方を提案しているそんな空間でした。
代官山の足元にも及びませんが、名古屋の北久屋は、 大人の雰囲気を持つお洒落なまちであり、
地域がこのような空間に 少しでも近づけると良いな。
東京視察はハードスケジュールでしたが、
沢山 勉強させていただきました。
お世話になりました皆様ありがとうございました。